今回は、多くの方に敬遠されがちな『引き寄せの法則』について
具体的なやり方と注意点を解説していきます。
『引き寄せの法則なんて大嘘だ!』
『宗教じみていて怖い。』
なんて声が多く上がると思います。
正直な所、その気持ちすごく分かります。
しかし、『引き寄せの法則』の正体というのは非常に科学的なもので
あらゆる研究や実験がされた上で、効果があると証明されているのです。
あのトーマス・エジソンやアインシュタイン、ウォルト・ディズニーなど
数多くの偉人が実践していたこの法則を、実験結果と合わせながら、具体的に解説していきます。
お仕事だけでなく、スポーツや恋愛、ダイエットにも繋げることが出来るので、
ぜひ最後まで読んでいって下さい!
目次
引き寄せの法則とは?
そもそも『引き寄せの法則』とは何なのでしょうか?
一言でいうと、『夢や目標は、強く願えば叶う』といった法則です。
この文章だけをみると、胡散臭さプンプンで
『引き寄せの法則』を受け付けない方のほとんどが、疑っている部分でもあります。
それでは、なぜ強く願えば叶うのか?
脳の仕組みの観点から具体的に説明していきます。
脳の仕組み
人間の脳というのは、自分が考えていることの情報しか受け付けません。
例えば、皆さんは次のような経験をしたことはないでしょうか?
・うるさい駅や電車の中で、普段全く気にも留めていないアナウンスでも、自分が降りる駅のことは耳に入ってくる
これらはどちらも偶然ではなく、脳の仕組み的にそうなっていて、
あなたに合わせてハワイの広告や記事が出てくるわけでもなければ、
駅員さんがわざと、あなたが降りる駅を強調しているわけでもありません。
頭の中で考えているから、脳がそれについての情報に敏感になっただけなのです。
つまり、考えただけで自然と情報を引き寄せていることになります。
夢や目標も同じで、達成したいことを考えれば考えるほど、脳は敏感になります。
そして、達成するために必要なものを補おうと、情報を取り入れたり、体に行動させたりするのです。
これが『引き寄せの法則』を実践する上での土台となる部分です。
実は『引き寄せの法則』の根本だったんですね〜!
引き寄せるための3つのステップ
土台が分かったところで、次は具体的にどのようにして実践していくかをご紹介します。
大きく分けて、次の3つのステップがあります。
・アファーメーション
・視覚化
なぜ以上の3つが重要なのかも含めて、詳しく説明していきますので
一つずつみていきましょう。
【目標を書き出す】
脳は思い描いたイメージ通りになるように
何百億といった細胞を使って体に命令を送り、行動をさせる仕組みとなっています。
そのイメージを出来るだけ具体的にするために、目標を書き出すことが、最初にすべきことです。
しかし、ただ書けばいいというものではありません。
目標を書く際に注意するべき箇所が、以下の通り5点あります。
注意すべき箇所
1、紙に書くこと2、具体的に書くこと
3、期限をつけること
4、否定の言葉を使わないこと
5、目標を細かく区切ること
point
【注意点1:紙に書く】
今の時代、パソコンやスマホに打ち込む人が多いかもしれませんが、違います。
紙です。
なぜかと言うと、タイピングする時の指の動作はたった8種類しかないのに対し、
手書きの場合は1万種類もあります。
つまり、手書きしている時の方が、使う脳の神経が圧倒的に多く、
目標の達成率に大きく影響するのです。
とある実験では、タイピングから手書きにしただけで、
目標達成率が42%もアップしたという非常に驚くべき結果が出ました!
なので、出来るだけ手書きすることが重要です。
【注意点2:具体的に書く】
目標は出来るだけ細かく、具体的に書かなければなりません。
例えば、よくありがちなのが『プロ野球選手になる』といった目標です。
このような抽象的でぼんやりしている目標だと、脳はゴールがどこにあるのか分かりません。
ゴールがどこにあるか分からないということは、
どう行動すればいいかも分からなければ、どういった情報を外から持ってくればいいかも分からないということ。
なので、『2025年にドラフト1位でジャイアンツとタイガースから指名される』
というように、ゴールを具体的につける必要があります。
【注意点3:期限をつける】
目標を具体的に決めたら次は、いつまでに達成するか、
現実的かつ短めの期限を設けることが重要です。
期限というのは、銃の引き金のようなもので、脳に緊急信号を送ります。
そうすることで、期限に間に合わせようと、脳の動きが活発になり
体も目標達成のために、行動をするようになります。
ですので、『3/30までに売上〇〇円』、『10/31までにTOEIC900点』といったように
いつまでに達成するかを、出来るだけ細かく書いてください。
Point
【注意点4:否定の言葉を使わない】
一番注意しなければならないのが、否定の言葉を使わないことです。
例えば次のような目標は全てダメです。
『タバコをやめる』
『寝坊しないようにする』
なぜかというと、脳は否定の言葉を理解することが出来ないからです。
『タバコをやめる』なんかは特に良い例ですが、
脳は、『タバコを吸わない自分』=『タバコを吸う自分』と捉えてしまいます。
つまり、タバコを吸う自分をゴールと考えてしまい、禁煙が出来ません。
じゃあどうすればいいか?
この場合は、『ノンスモーカーになる』という肯定した言葉を使って目標を立てるのです。
そうすると脳は、『ノンスモーカーである自分』をイメージすることができるので
ノンスモーカーというゴールに向かって行動しようとします。
『寝坊しないようにする』も同様、『早起きする』という目標に変えれば
脳は『早起きする自分』をイメージし、それに向けて体を動かそうとするのです。
『〇〇kgになる』みたいに脳がイメージ出来る言葉を使う!
【注意点5:目標を細かく区切る】
最終目標を決めたら、それを細かく区切ることが大事になります。
細かく区切ることで、常に少しずつ重ねてるという感覚も生まれ、
ゴールする度に脳が喜ぶので、次のゴールまでの意欲に繋がります。
細かく区切るのは良いということを裏付ける、面白い研究結果があります。
7歳から10歳の子供たちを2グループに分け、
算数のテストをそれぞれ以下のように解かせました。
B:42ページの問題をまとめて回答
結果、Aグループの方が、全問解答するまでの時間が短くて
なおかつ正答率も高かったと言う結果になったのです!
この研究結果から、小さなステップに分けることで、より大きな効果が生まれると言えます。
例えば、『来年3月末までに55kgになる』とダイエットの最終目標を立てた人は
逆算して、1月末までに57kg、2月末までに56kgといった具合に、
こまめな目標を立ててみてください。
【アファメーション】
目標を書き出すことが出来たら次は、ステップ2の『アファメーション』です。
これが何なのかを一言で言うと、『達成したい目標を自分に言い聞かせること』です。
アファメーションによって自分に言い聞かせた言葉は、脳に伝わり、
脳がその通りになるように体を動かそうとするのです。
例えば、プレゼンの前には『絶対にうまくいく』と言い聞かせれば、
脳はうまくいくように体を動かそうとするし、
反対に、『失敗する』と自分に言い聞かせれば、脳は失敗するように働こうとします。
Point それも引き寄せの法則の一部です。
ちなみに、ここにも注意点があるのですが
さっきの目標と全く同じで、否定の言葉は絶対に使ってはいけません。
理由も同じで、脳は否定の言葉を理解できないので
『プレゼンを失敗しないようにする』とか、『もうこれ以上太らない』と言い聞かせてしまうと、
脳は、『プレゼンを失敗するようにする』、『これ以上太る』と捉えてしまいます。
なので、ポジティブな言葉を自分に言い聞かせて続けてください。
このアファメーションは色んな著名人がやっていて
有名どころで言うと、元プロボクサーのモハメド・アリは、
『俺は誰よりも偉大だ』
と言い聞かせ続けた結果、ほんとに偉大になりました。
他にも様々なスポーツ選手や著名人がアファメーションを続けていますので
ぜひお試しください。
病気にもなりにくい!良いことばかりです!
【視覚化】
引き寄せの法則の最後のステップ、それが『視覚化』です。
分かりやすく一言で言うと、『イメージトレーニングしまくれ』ということです。
自分が目標を達成するまでの道のりを出来るだけ細かくイメージし、繰り返すことで
脳は現実で起きていると錯覚します。
錯覚すると今度は、体に同じことをさせようとして、最大限の力を発揮させようとし、
結果、成功に繋がりやすくなるのです。
この視覚化について非常に面白い研究がされていて
『フリースローの成功率はイメトレをするしないでどう変わるか?』といったものです。
学生を3つのグループに分けて、以下の通りに20日間のフリースロー練習をさせました。
B:初日と最終日の20日目だけ練習
C:初日と最終日の20日目に練習 + その間の期間は出来るだけ細かいイメトレ
結果、Aは初日と比べ、成功率が24%上がり、
Bは当然ながら、ほとんど成功率が上がりませんでした。
そして、Cはなんと成功率が23%上がると言う結果になったのです!
毎日練習したグループとほぼイメトレだけしていたグループの成功率に大差はなかったのです。
つまり、脳は現実と想像を全然区別できていないということになります。
この視覚化を、オリンピック選手はほぼ全員やっていると言われていますし
スポーツでなくても、全てに共通する成功の方法だと言われています。
Point
仕事で使うとすると、例えば『プレゼンを成功させる』という目標があった場合、
『いつなのか?』、『どこでやるのか?』、『自分は何を着て、何を持っているのか?』
『何についてどのように喋るのか?』、
『目の前には何人の人がいて、どういう態度で聞いているのか?』
などなど、具体的かつ細かい部分まで考えてイメトレを繰り返すことが重要となります。
【引き寄せの法則の注意点】
以上が、『引き寄せの法則』を実践するに当たっての3ステップとなりますが
多くの方が陥りやすい罠が存在します。
『引き寄せの法則は、ただ強く思っていればいいだけ』と勘違いしやすいのですが
大きな間違いなので、気をつけてください。
確かに、ご紹介した3つのステップは全て、脳にイメージを持たせるための手段なのですが
これはただのスタート地点で、最初の1歩を踏み出せるかは、その人次第なんです。
最初の一歩を踏み出すことができ、なおかつ脳で成功のイメージをし続けることができれば、
そこからは思い通りになるように脳や体は行動するようになりますし、
イメージし続けるからこそ、今まで小さくて気にも留めていなかった
チャンスを見逃すことがなくなるのです。
あとは引き寄せの法則に任せる!
そして、最も重要なのが
『引き寄せの法則を実践したからといって、必ず一発で成功するわけではない』
ということです。
『ただ何もせずに目標へ走っている人』と、『引き寄せの法則を実践している人』を比べると、
成功する確率が全然違うというだけです。
だから、引き寄せの法則を実践したとしても、成功するまでには、ほぼ間違いなく失敗します。
しかし、失敗する度にまた立ち上がり、今度はどうやったら成功するかのを考え、
細かく具体的に成功のイメージだけを脳に刷り込ませ、行動する。
これを繰り返すことで、何も考えずに生きている人と比べて
成功率がはるかに高くなり、自分が描いた夢や目標に近づくことが出来るのです。
【まとめ】
以上まとめますと、『引き寄せの法則』というのは
『目標を書き出す』、『アファメーション』、『視覚化』の3ステップによって成り立っており、
それらを繰り返すことで成功の確率がグンとアップするというお話しでした。
皆さんの成功を心より願ってます!!!