『あの人の周りにはいつも人が集まっている』
『皆から尊敬されている』
『リーダーシップがある』
カリスマに対して、皆さんはこのようなイメージを持たれているかと思います。
『カリスマ性のある人は?』と聞くと、坂本龍馬や本田圭佑選手、
スティーブ・ジョブスなど偉人を想像する方も多いのではないでしょうか。
このような偉人を見てみると、『カリスマ性は生まれつき』だと考えてしまいます。
確かに、自分で意識をしていなくても勝手に人が集まってくるという人も中にはいるでしょう。
しかしそんな人はごく一部で、ほとんどのカリスマは
カリスマ性を後天的に手にしているのです。
実際にアメリカのスタンフォード大学は研究の末、
『カリスマ性は伸ばすことが出来る能力である』と結論づけています。
つまり、今ご自身でカリスマ性がないと思っている人でも
努力次第で手に入れることが出来るということです。
今回はその実験でわかった『カリスマに必要な能力6選』と
『カリスマ性を鍛えるためのトレーニング4選』をご紹介していきますので、
ぜひ実践してみてください。
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目次
【カリスマに必要な能力6選】
まずは、カリスマに必要な能力を6つご紹介していきます。
①共感力
1つ目は『共感力』です。
相手の気持ちを考えることで、相手が求めていることが分かります。
『こうしてくれたら嬉しい、こう言ってくれたら嬉しい』
と相手が思っていることをしてあげることで、
好印象を与えることができ、人が集まってくるのです。
②聞く力
2つ目は『聞く力』です。
いかに人が話しているのを聞くことが出来るか、これがカリスマ性に直結します。
カリスマと聞くと、熱い言葉で皆を動かすオラオラ系の印象ですが、
人の話を聞かないと周りには好かれません。
人の話を聞くだけでも『共感している』と相手に感じさせることができるので、
好印象に繋がります。
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③アイコンタクト
『アイコンタクトをとること』は非常に重要です。
相手の目を見て話したり聞くことで、
『あなたの話に夢中です』と伝えることができ、加えて信頼感を得ることができます。
反対にアイコンタクトをせず、いつも下ばかり見ている人はどうでしょうか。
『この人話聞いてるのかな?』『本気で話しているのかな?』と不安になってしまいますよね。
さらに、下を見ることで猫背になってしまい、ネガティブな空気が出てしまうので
出来るだけ聞くときも話す時も、目を合わせるようにしましょう。
④情熱
カリスマといえば『ゴールに向かう情熱』、これはイメージしやすいかと思います。
しかし、自分に対してだけでなく、他人への情熱も当てはまります。
例えば、相手が何か達成したら本気で讃え、
さらにその人のモチベーションを上げることが出来る能力もこの情熱に当てはまります。
つまり、カリスマは他人の成功も自分のことのように考えていると言えます。
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⑤自信
5つ目は『自信』です。
これも容易にイメージ出来るかと思います。
いつでも何を言われようと胸を張って、自分のしていることに自信を持っている、
そんな人に私たちはついていきたいと思います。
周りの目を気にして『成功出来るのかな。』と不安を表に出している人に
集まりたいと思わないですよね。
どう思われようが自分の信念を貫くことがカリスマ性を持つ上で、非常に重要なことです。
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⑥言語化する力
最後の6つ目は『言語化する力』、つまり自分が思っていることを言語化する能力のことです。
先ほど、『人の話を聞く力は大事』とお伝えしましたが、聞いているだけではだめです。
自分の信念や思っていることを伝えなければいけません。
それも抽象的な言葉を並べたところで、相手に伝わりませんので
思っていることを具体的に話す力が必要となります。
以上がスタンフォード大学の研究で分かった『カリスマに必要な6つの能力』です。
【カリスマ性を鍛えるトレーニング】
以上、お伝えした6つの能力を鍛えることで、カリスマ性を伸ばすことができます。
それではどのように鍛えるか?
様々な方法がありますが、中でもおすすめトレーニング方法が4つありますので
ぜひ実践してみてください。
①人に話をさせる
先ほどもお伝えしましたが、話を聞いてくれる人に皆集まりますので
『聞く力』が非常に重要となってきます。
『聞く力』のトレーニング方法としては、
相手に出来るだけ長く話をさせることを意識して雑談することです。
話をさせるためには、質問をする力やあいづちする力が必要となるため
自然と『共感力』や『アイコンタクト』も養われますし、
話をもたせようとして、『言語化能力』も上がっていきます。
さらには何分話をさせることが出来たか、毎回時間を測ってみてもいいかと思います。
『昨日は相手に5分間話をさせた』、『今日は10分間話をさせた』など
記録をするとゲーム感覚になるので、非常にオススメです。
しかし、1つ注意点です。
時間を長引かせようと返答速度を遅めるのはやめましょう。
とある研究では、即答することで相手に与えるカリスマ性が増すことが分かっていますので、
返答速度を速めることが重要です。
質問の量を不自然にならない程度に増やして、相手に話をさせましょう。
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②ドラマを無音でみる
無音でドラマを見て、登場人物がどのような感情なのかを想像するトレーニングです。
表情や仕草から、その人がどのようなことを思っているのか、
この後どのような行動をするかなどをイメージしてみましょう。
これをすることで『共感力』や『情熱』が鍛えられます。
登場人物が感じていることを表情だけで分かるようになれば、
現実世界でも相手の感情や考えていることを理解できるようになるので
実践してみてください。
③出来るだけ多くの知識を身につける
人から共感を得るためには、どうしても共通の話題が必要な時があります。
野球好きな人だったら野球の話をすると共感を得やすいし、
会社を経営している方なら、経営者目線の話題を持っておいた方が有利です。
つまり、持っている知識が多ければ多いほど共感力につながるわけです。
それではどのようにして知識を増やすか?
一番有効な方法はやはり『読書』です。
本を読むことで自分の業界以外のことを知ることが出来ますし、
『言語化能力』も高まります。
読書以外にも、最近流行っているトレンドをチェックすることも重要です。
SNSやニュースサイトから今流行っているドラマや言葉などを取り入れることで
共感出来る人の幅が広がります。
④具体的な言葉で話す
具体的な言葉で話すトレーニングも非常に必要です。
カリスマ性の高い人は抽象的な言葉よりも、具体性の高い言葉で物事を語る傾向があります。
具体的な言葉とは何かと言うと、数字やデータ、実例などのことです。
例えば、あなたはどちらの経営者についていきたいと思うでしょうか。
A:『来月は売り上げ伸ばせるようにがんばるぞ!』 B:『来月は売り上げ1,000万目指してがんばるぞ!』
おそらく多くの方が、具体的にゴールを示しているBを選ぶのではないでしょうか。
具体的な言葉で話すトレーニングとしては
常日頃から数字を頭の中で考えて過ごしてみるといいでしょう。
例えば、『30分以内にタスクの70%終わらせる』とか、
『残業を先月から10%減らす』といった感じです。
考える時も人に伝える時も出来るだけ数字で明確に表現してみることで
『自信』や『言語化能力』の向上に繋がりますので、ぜひ実践してみてください。
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【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
以上がカリスマに必要な能力とそれを鍛えるトレーニング方法です。
生まれつき備わっているものと思われがちなカリスマ性が
実は後天的に身につけられるという事実に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
努力次第で誰にでも身につけられるものですので
ぜひ実践してみてください。